*相手を信用させる手口とは!?
デート商法の場合、
「やさしい異性」
「好ましい異性」
からの緩やかなアプローチが
「フォルスメモリー(間違った記憶)」に当たる。
最近の特徴として、出会い系サイトなどで知り合った異性が実はデート商法のセールスマンだった、というものがある。
また、街中で声を掛けられるというケースもあるが、被害の多くは突然掛かってくる電話から始まっているんだ。
まず他愛のない話を入り口に、電話で会話をする親しい異性となる。
この段階でも、まだ相手の顔は知らない。
もちろん、相手は売りつけたい商品の話などはほとんどしない。
したとしても、都合のいい話しかしないはずだ。
そしてある日、ついに
「一度お会いしましょう。」
とデートの約束を取り付けてくる。
いざ会ってみると、高額な宝石やアクセサリー、絵画などの展示場に連れて行かれ、長時間にわたる説得を経て100万円、200万円といった高額な商品の購入契約に至るんだ。
多数の若者が落ちてしまうのは、数人に囲まれ心理的に追い詰められて、逃げるに逃げられない状況に陥るためだ。
男女の出会いには決まりごとはない故、一方的な電話から始まるってドラマや映画のようなこともあるかもしれない。
だが、相手の顔も見ないうちに心を許すのはどうだろう?
デート商法は若年層故の
「世間知らず」
や
「経験不足」
に付け込んだ、立派な詐欺行為だ。
しかし、
「見知らぬ相手を信用すること」
の恐ろしさを知らないという点で、振り込め詐欺も同様であるから、若いから悪い、とは一概に言えないな。
デート商法の手口は、振り込め詐欺と比べると比較的穏やかだ。
メル友として楽しくやり取りを行い、ときには悩みを打ち明けるなどの若者らしい普通の交際のような状況を作り上げるからな。
だがその裏には、高額商品を買わせようという黒い思惑があるんだ。
当初の不自然なきっかけを忘れてしまうほど、心理的に親しい間柄に持ち込まれてしまい、その上で
「ファッション関連の店が、あなたの住む地域に新規開店するから紹介したい。」
「美術展に一緒に行かないか?」
などと言葉巧みに誘い出す。
一本の電話で勝負を決める振り込め詐欺とは違い、デート商法は複数回の接触により、結果的に長期ローンを組ませるという気の長い長期勝負だ。
いわば
「時間をかけてゆっくり洗脳し、細く長く金をむしり取ろう」
ってやり方なんだ。
一度に高額な金を振り込ませることはできないが、ちりも積もれば何とやら…とばかりに、収入や支払い能力に合わせてローンを組ませ、長期にわたって金を出させる。
支払いに困って契約を解除したいと思っても、
「クーリングオフ期間を過ぎている。」
「解約はできない。」
とむげに断られる。
酷い場合、脅されるケースもあると聞く。
ここで知識を持たない人は、泣き寝入りしてしまうパターンが多数を占める。
こういうケースの場合、消費者センターもしくは法律を専門に扱う人間に相談すれば解決する場合が多いんだ。
泣き寝入りすることが、新たな詐欺被害者を増やすことにもなりかねない。
もしデート商法の被害にあった場合、あきらめずに戦う姿勢を見せることが大切だ。
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