*デートから脱出するためのサービス
最悪のデートがニューヨークで最も増える時間帯は、金曜日の夜8時―デートの場から脱出するための緊急の言い訳を携帯電話に届けてくれるサービスの利用状況から判断するとそうなる。

このサービスは、偽りの「レスキュー(救出)コール」がかかってくるってもので、現在のところ2社の携帯電話会社、米シンギュラー・ワイヤレス社と米ヴァージン・モバイル社から提供されている。
インターネットでデートの約束をとりつけるのも珍しくない昨今、こうしたことも顧客サービスの一環にすぎない。
せっかくの出会いが気まずくなってしまったとき、スマートにその場から抜け出す方法を提供してくれるってわけだ。

ヴァージン・モバイル社によると、レスキュー・コールは、ライフスタイルを補うものとして携帯電話を活用する手段だという。

シンギュラー社とヴァージン・モバイル社のために、事前に録音されたメッセージを用意しているのはカリフォルニア州のシリコンバレーにあるハイテク指令センター。
ここでは言語学の博士号を持つ5人の専門家たちが、相手に告げる言い訳を考え出しているらしい。
この言い訳を復唱すれば、雲行きがあやしくなったデートをすぐに中座できるってわけだな。

電気通信市場向けに音声主体の複雑なソフトウェアを設計するカリフォルニア州の企業、米ビーボーカル社でマーケティング責任者を務めるダン・エンソーベン氏は、レスキュー・コールの数は週末、とくに金曜日の午後8時前後に増加すると話す。
ビーボーカル社とレスキュー・コールの契約を交わしている北米地域の2社、シンギュラー社とヴァージン・モバイル社については、1ヵ月につき少なくとも1万件の通話が発生しているって話だ。

シンギュラー社の『エスケープ・ア・デート』サービスと、ヴァージン・モバイル社の『レスキュー・リング』サービスのどちらでも顧客は携帯電話のボタンを使って、電話がかかってくる時間を指定できる。
シンギュラー社の場合、携帯電話につながると8つの「緊急」メッセージのうちの1つが次のように伝える。
「やあ、こちらは君のエスケープ・ア・デートの呼び出しだよ。言い訳を探しているなら、こっちに任せて。私の後から繰り返すだけで、すぐに自由になれるよ!『またなの!なんでいつもそうなるわけ?……わかった、すぐそっちに行くから』。さあ今度は、君のルームメイトが外に締め出されてしまったので、部屋に入れてあげなければならない、と説明して。幸運を祈る!」
そうすれば見事、気まずいデートは過去の出来事となるわけだ。

シンギュラー社の場合、エスケープ・ア・デートは月額5ドルのサービスに含まれていて、ヴァージン・モバイル社では、1回につき25セントと通話料でレスキュー・リングを提供している。

こりゃあ面白いサービスだな。
日本でも流行る日がくるのか、見ものだな。
BACK TO TOP